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原画展のススメ

「雨の日の地下トンネル」(鎌田歩/アリス館)感想レビュー 排水溝から排水機場、地下放水路そして海へ 雨の流れを知る科学絵本

2020年11月23日月曜日

絵本 今日は何の日

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「雨の日の地下トンネル」(鎌田 歩 (著)/アリス館)読みました。
雨の日の地下トンネル

雨がどうやって川や海に流れ込んでいくか知っていますか?子どもに説明する時もついつい「雨は地面の下を通ってずーっと遠い海まで流れていくんだよ」くらいのことしか言えなかったりします…。

この絵本は降った雨が、排水溝に流れ込むところから始まります。地面の断面図を描き、排水溝、排水管、雨水管、そして近くの川に流れ込む様子を見せてくれます。

川に集まった雨は集合し、排水機場に到着します。排水機場の仕組みやそこで働く人。そして、見開きのページがガバっと開き迫力の地下放水路の図解が始まります。

↓こういう感じで開くしかけ絵本になっています。
さらに大きな川から海へ…。町が雨であふれる心配がなくなりました。

これらの事が女の子が家を出発して幼稚園に行っている間に起こる出来事なのです。

さすが鎌田 歩さんの絵本です。とても詳しく雨の流れが描かれていて素晴らしいです。鎌田 歩さんは「巨大空港」などの絵本も描いていますが、見えないところで、実はすごいことが起こっているんだ、いろんな人が係わり働いているんだということを教えてくれます。

「雨の日の地下トンネル」は大阪国際児童文学振興財団の公式Youtubeでもおすすめ絵本として紹介されています。

おすすめ絵本(鎌田 歩)

2020年第1回TSUTAYAえほん大賞受賞作の5位を受賞。

原画展




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